■ 技術概要
▶ 複合材料廃棄物は通常、複数材料から構成されており、自転車、スポーツ用品、自動車アフターパーツ、風力発電、航空宇宙などの
産業で広く使用されている。本技術では、適切な触媒と溶剤を組み合わせ、100℃以下の低温化学分解プロセスを用いることで、
複合材料からエポキシ樹脂、繊維、金属インサートを分離・回収する。継続的な技術最適化により、以下を実現している。
▶ 高繊維回収率:繊維回収率 95%達成。
▶ 低エネルギー消費:処理エネルギー消費量 1 kWh/kg の低炭素リサイクルプロセス。
▶ 高再利用価値:回収繊維は新品繊維比 95%以上の強度・弾性率を維持。
▶ インサート部材の高品質回収:アルミニウム合金やステンレス鋼などの埋設金属部材をほぼ無損傷で回収可能。
▶ フルサイクル循環利用:回収樹脂は樹脂メーカー評価を完了しており、工業用途への再利用が可能。また、プロセス溶剤も回収・再
循環可能であり、完全循環型再生利用を実現する。
■ 回収材料および市場効果
▶ 本技術で回収されるガラス繊維(GF)および炭素繊維(CF)は、新品繊維とほぼ同等の性能を有する。
▶ 回収繊維は再加工され、短繊維、繊維マット、成形材料(BMC、SMC など)、繊維含有樹脂ペレットなどの新規複合材料製品原料
として利用可能。
▶ 既存のホットプレス成形や射出成形プロセスにも適用可能であり、自転車、3C(コンピュータ・通信・民生電子)、電動車、建築、
スポーツ用品など幅広い産業分野で循環価値創出を推進する。
■ サービス提供・導入実績
▶ 本技術では特許ライセンス、技術移転、ターンキー設備ソリューションなどのサービスを提供している。
▶ メーカーと共同で年間処理能力 10トン規模のシステムを構築済み。今後は、年間 30トン処理能力モジュールの設計・建設を計画
している。
■ Contact Us
Material and Chemical Research Laboratories
Dept. of Advanced Composites Design and Applications (J700)
Jih-Hsiang Yeh
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