材料マルチスケールシミュレーションおよびプラットフォーム応用技術
■ 技術概要
従来、新規材料開発においては試行錯誤に大きく依存しており、多大な時間、資金および物的コストを要していた。その結果、革新規材料の開発は応用ニーズの進展に追随できず、産業の高付加価値化におけるボトルネックとなっている。本技術は、産業界による統合型イノベーション研究モデルの迅速な導入を支援し、材料シミュレーションおよび設計プラットフォーム活用を促進することで、高付加価値材料、循環型材料、デジタル材料の開発・応用を加速する。
■ 技術特徴
▶ 新規材料開発向け物性予測技術:プラットフォームツールに化学構造を入力することで、90 種類以上の高分子材料物性の予測が
可能であり、予測精度は95% 以上、システムスクリーニング時間は1 時間未満を実現。
▶ 材料マルチスケールシミュレーション・設計プラットフォーム:材料マルチスケールシミュレーションサービスシステム、量子
スケール・ミクロスケール・メゾスケールに対応した材料設計、高速GPU 演算導入ソリューションおよび材料特性予測向けAI 学
習などを提供する。
■ 応用分野
▶ 新材料物性の高速予測
▶ 分散剤/添加剤の改質設計
▶ 高分子界面シミュレーション
▶ 複合材料および接合挙動シミュレーション
▶ 高分子レオロジー・粘弾性解析
▶ 複合材料の分散性・熱伝導率・機械特性予測
また、産業界における材料マルチスケールシミュレーションと設計のソフトウェア・ハードウェア統合実装を支援する。
混合分散技術プラットフォーム
■ 技術概要
現在、台湾国内産業界では混合分散に関する研究開発能力が不足しており、高品質・高付加価値材料の多くを海外輸入に依存している。そのため、ハイブリッド界面設計技術および分散安定化技術の開発が重要となっている。本技術では、ネットワーク経由でデータベースサービスプラットフォームへアクセスし、分散系パラメータを取得可能である。また、材料間の相溶性評価、分散安定化設計、および最適な分散剤構造設計を通じて、材料・プロセス設計上の課題解決と材料イノベーション加速を実現する。
■ 技術特徴
▶ 分散剤/溶媒/材料スクリーニングによる高速検索機能
▶ 溶解度パラメータおよび界面エネルギーマッチング技術
▶ 粒子分散安定化シミュレーション・解析技術
▶ 分散プロセス最適化シミュレーション設計
▶ プロセスパラメータデータベース応用技術
■ 応用分野
▶ 材料シミュレーション・分散剤データベース:インターネット経由でデータベースサービスプラットフォームへアクセスし、
分散系パラメータを取得することで、材料開発期間を短縮する。
▶ 産業連携・人材育成:クラウドネットワークおよび人材育成講座を通じて、産業界との連携強化を推進する。
「混合分散技術網(混合分散技術ネットワーク)」 URL: https://dispersion.itri.org.tw
■ Contact Us
Material and Chemical Research Laboratories
Dept. of Multiscale Material Simulation (M200)
Tien-Jung Huang
Tel:+886-3-5915330
Email:TJHuang@itri.org.tw